テーマ別実践交流会
テーマ別実践交流会
3.発達障害のひきこもり者支援
コーディネーター
間 宮 正 幸(北海道大学大学院教育学研究院)
向 井 健(北海道大学大学院教育学院)
平 野 郁 子(北海道大学教育学部)
加 納 昌 枝(北海道YMCA)
《 趣 旨 》
前集会の分科会をひきつぐことになりました。発達障害をもつひきこもり者(体験者)の支援に関する議論を続けます。
これは、ひきこもり者支援にかかわってみたら意外なほどに発達障害をもつ人々にたくさん出会うことになった、という実際を反映しています。発達障害者支援に長けた人も、いったん彼らのひきこもりがはじまると接する機会を失うのですから、生活ぶりさえわからなくなってしまいます。支援の手がかりをつかむような情報は容易には手にはいりません。ですから、まずは、実践家たちが手探りの中で得た経験的事実を報告することがだいじだと思います。
第1には、ひきこもり体験者が利用しよう、行ってみてもいい、そういうふうに思うようになるのはどのような過程なのかをつかむことです。第2には、他にはどこにも反応しなかったのにここには来てくれた、というような場合の条件を客観的に分析してみることです。それぞれの支援の場の構造や意味あいを考えてみることです。たとえば、利用する人々のこころ(情動・感情・思い)と身体のありようはどのようになっているのか等を議論して共通するところを探りだしてみたいと思います。第3には、可能なら、家族とのかかわりに関する知見も得てみたいところです。
《 レポーター (依頼中) 》
札幌こころのセンター <医療・保険から> (北海道札幌市)
北海道YMCA <教育と就労支援> (専門学校 北海道札幌市)
名古屋オレンジの会 <就労と生活の支援> (愛知県名古屋市)